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新型コロナウイルス感染症第7波対応に関する緊急要請
2022/07/27
 新型コロナウイルス感染症は、強力な感染力を持つとされるオミクロン株亜種「BA.5」への置き換わりが進み、全国において爆発的に感染者が増加している。本県でも連日、過去最多の新規感染者数を更新するなど、急激に感染が拡大している。
感染者に占める重症者の割合は低いものの、入院患者数、病床占有率が急速に上昇し、クラスターの発生等により医療機関の人員に不足が発生するなど、医療提供体制の逼迫により一般医療にも影響が出ている。特に、20歳代以下の感染者数が新規感染者の半数を占めていることに加え、子どもの間では新型コロナウイルス以外の感染症も増加していることから、小児科における医療も逼迫度が増しており、若年層に対する対策が急務となっている。
 行動制限がない中で夏休みやお盆を迎え、人流が増加することを踏まえ、感染症の拡大防止と地域経済の維持を両立させる強い決意をもって、実効性のある対策を講じるよう、以下のとおり要請する。
 

1 若年層を中心とした感染拡大を阻止するため、夏休みを利用したワクチン接種の呼びかけを強化すること。
2 医療機関等において検査キット等の不足が生じないよう、必要に応じて県からの配布を行うとともに、医療機関等における在庫確保に向けた調整を行うこと。
3 大幅に増加している自宅療養者に対して、体調悪化時の相談窓口の周知を図るとともに、必要に応じて相談体制の強化を検討すること。
4 保健所における業務が逼迫していることから、5月補正予算により措置した外部委託を有効に活用するとともに、応援要員の派遣についても弾力的に対応すること。
5 医療体制を確保するため、エビデンスに基づき、国に対して新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けについて、5類への変更の検討を働き掛けること。
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